梅雨の合間の塔の岳 [山あるき]
久しぶりに晴れるとの天気予報に、塔の岳に行ってみた。
10時近くのふもとは梅雨空だったが、頂上は快晴。
久しぶりに歩くと、強烈な夏の日差しに思わず目もくらむ。これならむしろ曇りのほうがいいのに?!
しかし富士は雲海に浮かんでいた。
強烈な日差しの中、ひんやりした風がさわやか。
山頂でゆっくりしながらぼっとしていると、明日は七夕という話。短冊に何を?年寄りはやはり健康! 残念ながら七夕にはそぐわない。
もともと七夕は中国古代の乞巧奠qi1qiao1dian4(針ごとがうまくなるよう願う行事。奠:祭る)から始まったと言われている。中国では現在、七夕節と呼ばれ旧暦7月7日(2016年8月9日)。中国には短冊に願い事を書く風習はなく(宗派によってはあるらしいが)、現在は愛情節、情人節ともよばれ、日本のバレンタインデー(ただし送物は男から女)類似の騒ぎとなっているらしい。
願い事を書くと言えば絵馬がある。Wikiによれば崇徳天皇の時代、神事に馬を寄進する風習があったが、馬を献上できない場合(仏閣が管理できなくてうけとらない)、紙、木材、土に馬の絵をかいて奉納(もちろん金品も)、次第に絵馬に落ち着いたと言う。いまでは金品に目録だが。絵馬は日本だけの風習か。
日本の願い事を紙や木に書くと言うのはいかにもロマンティック。NET上にはこんな記事。中国人が靖国神社で絵馬に書かれた願い事に驚く。こんなにも政治的な場所なのに、大部分は世界中の若者に共通するこんな願い。願い事を率直に書いて公開するのは日本人だけかも。字がいい。在木板上写上愿望后挂起来。
山頂も夏花満開。野ばら
うつぎ
シモツケ
葉の緑が目に痛い
梅雨の時期人が少なくて、ゆったり。久しぶりの保養だった。