四十七回忌と五十回忌 [旅行]
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田舎から四十七回忌の声がかかり出かけた。
安曇野、高山岐阜経由で寄り道観光しながら。
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まずは諏訪と松本の境の山上から全体の配置の確認。
鉢伏山から松本方面
反対側は若い頃よく行った美ヶ原
高ボッチから諏訪とかすむ富士山
鉢伏山は1900m以上の山だが、車で邯鄲に登れる。
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安曇野ちひろ美術館で水彩画の世界に浸る。
原版保護し館内撮影自由にしたら、もっと楽しめ本も売れそうなのに。
何もかも著作権!
中国などのように、科学文化の情報に寛大でないと世界の発展に後れを取るのではなかろうか?
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早朝の安曇野は雲海のなか、まるでちひろの水彩画の世界
ちひろの祖先は安曇野というから
この地の情景に大きな影響を受けているやも。
安房トンネルさけ峠越え。さすがに車いない。
峠は白雪が舞う世界、穂高連峰は初冠雪(2022/10/24)。
寒風吹きすさび、凍り付きそうな急坂を恐る恐る下る。
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ようやく高山
千光寺の石作両面宿儺像
飛騨伝説(日本書紀にもあり)
高山の祭屋 豊明台 華麗!
陽明門のミニチュア 精巧
吉島家 構成がとてもいい
日下部家の椅子展 面白い
二階から庭
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金華山、岐阜城からの眺望
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肝心な法要の事
途上たまたま出会った人に、これから親の四十七回忌に行くのだというと、
高山でさえ今では親の法要のしきたりがないがしろにされつつあり、
親の遺骨を川に流す輩もいるそうだ。
今は多世代同居の風習はなくなり、
子供は祖父母と触れあう機会が少なくなり、
自然にこれまでの祖先に対する気持ちが薄くなりつつある。
最近の子供世代は親の家から遠く離れたところで生活するのが一般的だが、
やはり小さいうちから、極力祖先の法事などに参加させるべきなのだろう。
そんな時代でないという声が聞こえるが!
しかし各地を巡ってみるとやはり歴史を感じさせるものに興味や親しみが湧く。
歴史に学ぶ姿勢も大切ではないのかな
?
田舎では父の四十七回忌だけではなく、お袋の五十回忌もまとめての法要だった。
この後は100回忌があるそうだが、あと五十年はもちそうもない
過去帳の一部を切り出してみると
寛永21年(1644)、将軍徳川家光の時代があった。
よく、何々家は江戸時代から何代と言われるが、
江戸時代に過去帳つくりの風習でもあったのだろうか?
いずれにしても、過去帳の運命も風前の灯火かもしれない。