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江西省と長江沿いの旅(1) 高鉄最新路線図と高鉄事情2019/5 [旅行]

2019-5/18から6/1まで中国江西省、張家界と長江沿岸の町を旅した。


帰国後6/8から江西省中心に豪雨で24万人が洪水の被害という報道。湖、川など水源豊富で豊かな土地と思ったが、今回の豪雨では江西省北部の中国最大の淡水湖鄱阳湖の水位が上がり、このような甚大な自然災害。被災地の早期復旧を祈る!


旅行では大部分高鉄を利用した。切符購入などはどこの駅でもわずか10分程度で済み、しかも列車は定刻通り運行、車内も快適であった。列車はどれもほぼ満員で高鉄が有効な交通手段として定着。




以下高鉄事情


1.外售点廃止

鉄道の切符は従来、駅と街中の外售点で販売されていた。

今回も何枚かの切符は日本で予約し上海の外售点で受け取る予定だった(予約チケットを受け取るには、パスポート原本必要なため。購入時にはコピーでいいのに!)。ところが上海磁浮龍陽路の外售点に行くと、店がなくなっていた。周辺で聞くと廃止になったとのこと、ほかの外售点も廃止に。

中国人は自動券売機(身分証認識、パスポートは認識しない)で簡単に購入できるので、外售点は廃止してもいいのだろう。


しかし自動券売機を使えない外国人は窓口購入必須。

今回はやむなく乗車直前に上海虹橋駅で取票した。

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これは西安行きで、南京までノンストップ約1時間。
2.路線
中国の鉄道は乗換なしで目的地へ移動という考え方!したがって幹線には始発終点の異なる列車がいっぱい走っている。例えば上海虹橋から南京南なら、
上海虹橋ー煙台方面、上海虹橋ー蘭州西、上海虹橋ー北京南、杭州東ー合肥方面、杭州東ー北京南こんな多様な列車が走っている。
日本はきまった路線を運行、乗り変えて目的地へ。博多ー函館、熊本ー金沢なんてことはない。
3.要人移動による乗車制限
次は南京から南昌まで。
南昌の主要高鉄駅は南昌西なのだが、この日の南昌西はどういうわけか1月前でも取れなかった。南昌駅は街中なのだが、地下鉄がつながっていなく不便。
南昌でTV見ていたら当日習主席が南昌に来られていた。そのため南昌西駅周辺は閉鎖されていたそうだ。日本ではみられない状況。
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4.高鉄、城際(町と町をつなぐ)鉄道、在来線
全国規模で計画された高鉄と城際(町と町をつなぐ)鉄道、在来線が入り乱れて駅も分散しわかりずらい。南昌西と九江間(北京西駅から香港油尖旺区九龍紅駅を結ぶ京九線の一部)の高鉄線路に南昌からの線路をつぎ足し城際鉄道と呼ぶ路線がある。ただし南昌と南昌西を接続する高鉄はない。北京ー天津間とよく似た状況。
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5.高鉄あるのに不便な路線ーー陶器の町景徳鎮から長沙へ
景徳鎮長沙間の直通高鉄はなく、杭州ー長沙線の南昌西か上饶で乗換え必要。ところが南昌西ー九江ー景徳鎮ー上饶間の高鉄が極端に少ない。やむを得ず高鉄景徳鎮北ー南昌、南昌から南昌西はバス地下鉄1時間の旅に。
九江ー景徳鎮ー上饶間は過疎高鉄?
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南昌から南昌西へはバスと地下鉄。
南昌駅をとおる地下鉄は建設中。
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長沙から岳陽へ 岳陽では岳陽楼、洞庭湖観光
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その後岳陽から武漢
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6.複雑な武漢へ 時間変更払戻不可
武漢は3つの町が合併してできた街で、高鉄も3駅、3駅間はつながっていない。観光経路と次の鎮江(鎮江と鎮江南駅の2駅あり)関係で漢口ー鎮江を上海で購入済だった。駅に早く着いたので、早い列車に変更しようとすると、「中国の携帯を持っていないと変更も払い戻しもできません!」
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漢口では改札口混乱し、珍しく改札で駅員がパンチを入れた(下部切込み参照)
自動改札はよく紛糾するがこんなことは初めて。
これではデータ入力できていないはずだが。
紛糾の原因は、列車間違いや切符の代わりに身分証つっこむ者もいるため。
chinkouShanhai.jpg
7.大都市では複数の高鉄駅がある
鎮江に2駅(鎮江と鎮江南)、上海に2駅(上海と上海虹橋)。相互間は高鉄なし。
このような場合、高鉄には4ルートある。一般に高鉄専用駅間が最も早い(乗車時間が短い)が、宿泊場所や最終目的地を勘案してルートを決めることになる。


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