中国語学習 バブル崩壊

近年中国語学習者が減っている

それを如実に表すのが中検受験者数の変遷。



東北大震災時が受験バブル期。このバブル期は多分中国の急成長、オリンピック、上海博などに勉強始めた人が受験したからだろう。その後食品問題や、尖閣、環境汚染で急速に熱が冷めた。

なぜ減っているか？

中国語資格試験としては、中国政府の行っているHSK試験がある。中国に留学するのに必須。昨年から国内試験会場を大幅に増やすなどしていて、受験者が中検からこちらに流れている可能性があるが、受験者数不明。ご存知の方いませんか？

勉強する目的からみると（和光大学学生のデータ）


旅行目的が59%もある。

旅行といえば、最近中国への日本人旅行者が大幅に減り、台湾が人気最高と言われている。
私も今年は台湾に行ってしまった。確かに大陸よりリラックスできる。

JTBの日本人の中国旅行者数データでも2013年から減少している。


為替も18.7円/元、万博ころに比べ円価値は2/3に。


目的で次に多いのは、なんとなく派。これはやはりきれいなのに憧れる。
汚染でマスクつけているでは....

3番目は仕事。
身近でもタイ、インドネシア、ベトナムが急増。これらの地域では中国語は全く通じないと言っていい。

中国語を話す人は世界人口の1/5と言われているから、コミュニケーションツールとして学習されるのだろうが、バブルは去ってデフレ状態に突入しつつある。