中国江南旅行(1) 寧波 天一閣 アジア最大の個人書籍収蔵 [旅行]
2017/5/22
寧波 天一閣、天童寺見学
杭州から新幹線1時間54元、天童寺までは地下鉄とバス約2時間!
高鉄本数多いので、駅到着後30分後の列車を指定して購入、日本のように飛び乗りはできないが、30分くらいの待ち時間で十分、便利になった。チケット購入は、外人窓口なら待ち時間なし。地下鉄は安全検査あり。
高鉄、地下鉄の安全検査は数分。休祝日は長いのかも。
余秋雨の文化苦旅(新版 長江文芸出版社、2014) 風雨天一閣によると、世界で三番目に古い書庫らしい:
イタリアの文芸復興期に二か所の書庫が作られ、その後中国明朝1566年に範欽が、「天一生水」にもとづいて収集した本を収納する蔵を建設し、後代が維持保存。それが現在まで続いている。
作った人(科挙に合格し全国を渡り歩いた官吏)もえらいが、維持管理した後代もすばらしい。
その図書は、清朝の康熙帝時代の「四庫全書」作成に大貢献したと言う。
高鉄駅から徒歩15分くらい
建物の前面に防火池を配した建物
胸像は収集収蔵した範欽。
建物造営などの職務で得た知識で、書庫の制作運営。
余秋雨の文化苦旅 風雨天一閣:本の閲覧は鍵の分散管理で厳しく制限。
ここの本が見たいと、この家に嫁してきた女性がいたらしいが、この厳しい規定によって結局一生涯一度も蔵書を見ることなく亡くなった。
いろいろ面白いもの展示。
そのうち一つだけ。
王羲之の蘭亭序
ここには神龍本と言われるものが:うまく撮れない!!!
蘭亭序の実物は唐太宗皇帝の墓に埋葬されてみることはできない。乾隆皇帝が収集した3種の模写本が故宮博物館にあるらしい。その中には神龍本と呼ばれる唐代のものがあるが、天一閣にも神龍本があり、真贋論争があるようだ。
こちら(天一閣藏豐坊刻本《蘭亭序》)を参照すると興味深い。
1914年薛继渭という名の泥棒が所蔵書籍の大半を盗み出した。商務印書館の張氏が中心になってそれらを買い集め東方図書館に保存した。それらは当時の文化人に公開され活用されたが、最終的には日本軍の砲弾ですべて焼失!した。
难过!
泥棒は棗を持って入り込み、昼はそれを食べ、明方運び出したらしい。
蔵の上部には書籍の代わりに泥棒の捨てたなつめの種の山が。
現在本は少なくなったが、
中にはマージャン博物館もあって、いろいろなパイが展示されている。
ここが麻雀発祥の地と称している。まあ、気軽な気持ちで見学。
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