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揚子江 [漢詩]

漢詩教室メモ

淮上与友人别 郑谷(851-910)
扬子江头杨柳春,杨花愁杀渡江人。
数声风笛离亭晚,君向潇湘我向秦。

揚州での友との別れ
揚子江の岸辺に柳が弱弱しげに風になびく春、柳の花が飛びかい川を渡る人は憂いに沈む。笛の音がとぎれとぎれに別れの宿の夕方の風にこだます。君は潇水湘水地方へ、私は長安へ。

扬が3個
揚子江:揚州付近の長江 海外では長江全体を揚子江と誤って呼んだ。
杨柳:挽留 「引き留める」
愁杀:愁煞

潇水湘水:经过长江
长安:在扬州经运河到达汴州(今开封),由汴州走陆路到达长安,需要60多天。(遣唐使の記述)
  揚子江の南岸から北にわたり大運河を北上ということかな?
隋運河分布図.jpg

  長安に行く旅人は大運河-淮水-大運河-開封-徒歩
    洛陽には穀物集積地があったが、そこから長安までは陸路、大運河(荒廃)など苦戦していたようだ。
    黄河を船でさかのぼることはしなかったのだろうか?

古代の個人旅行は決死の道行だったのだろう。詩人たちの場合多分何人かのお供との集団旅行だったのだろう。




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