SSブログ

宮が瀬散歩で「解放改革下の中国女性」を読む [山あるき]

寒くなってきたので、ゆっくり出かけ、仏果山、高取山、宮が瀬ダムを歩く。

2015/12/9
8:30横浜 9:45仏果山登山口 10:45仏果山 11:30高取山 1:45宮が瀬ダム 
2:15仏果山登山口 3:45横浜

道はよく整備されていて快適。
紅葉はもう遅いが、目を楽しませてくれる。

kouyouSSIMG_6019.jpg

高取山と宮が瀬ダムとの中間の見晴らし台が最高。

choubouSIMG_6050.jpg

kyukeiIMG_6054.jpg

kyukeiIMG_6055.jpg

ここの陽だまりでゆっくり本を読む。「ファミリートラブル」:横浜国大 教育人間科学部でまとめた家族観のはなし。

 そのうち、中国についての考察「解放改革下の中国女性」を読んでみた。データは古い。

欧米では60年代後半ころから、高度消費時代に移行するにつれて女性の労働力が不可欠となり、女性労働力率は75-80%になり、専業主婦が消滅し、脱「近代家族」の時代に突入。
     「近代家族」=子供中心、家族の集団性強化、社交範囲縮小

一方中国では20世紀末の女子労働率は90%であったのに、2000年には都市部で72%に低下(ただし農村では逆に増加)。都市部は近代家族に向かっているように見える。

なぜか? 社会的要請と儒教思想などに元ずく家族観。

◆労働生産性の向上により、労働力が余ったので、女性を「良妻賢母」にさせる政策。
 「女性は家庭に帰れキャンペーン」

◆従来勤務先が保育などの福祉を担っていたが、(国営)企業解体などで面倒見られなくなり、家族に押し付けられた。

◆少子化で労働年齢のひとが老人を見なければならなくなった。
 (中国の法律では、親は子供が面倒を見る義務があると言っている。中国では子供全員の責任、韓国では長男の責任)
 一人っ子政策下では1夫婦が4人の老人の面倒を見なければならない。
 国営企業などから十分な年金をもらっている都市人、スズメの涙(55元/月=1100円)の年金の農民。

そんなな中で、晩婚、結婚しない若者の大量発生は、これまでの家族観を根底からかえるもの。

この視点ではすべての矛盾が女性に向かっている。筆者はとみるとやはり女性。

重たい問題。


宮が瀬ダムを眼下にした見晴らし台で本読んでいると、近くでコゲラが忙しくつっついていた。



シジュウカラ

sijukaraIMG_6057.jpg

このサイトでは最近写真がUPLOADものすごく時間かかる。0.5MでもTIMEOUT!
Sonetメールサーバーはすぐ受け取るのに。 Sonetブログサーバーは100倍以上遅いようだ。
やむなくサイズを小さくしてUP.


  
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。